- 申し訳ないことをしました
こんにちは。ブルーマウンテンNo.1に興味を持っていただきありがとうございます。澤井コーヒー本店3代目店主の澤井と申します。
私たち澤井コーヒー本店は、喫茶文化のまち名古屋で1948年に創業しました。ブルーマウンテンNo.1は昭和後期から取り扱っており、かれこれ40年以上になります。
"コーヒーの王様"と言われるブルーマウンテン。その最高ランクであるNo.1は、まさに"コーヒーの最高峰"。これまで私たちはそのブランドをそのままお伝えすること、最高ランクのNo.1にこだわって取り扱うことで、お客さまのコーヒー体験を豊かにできると考えてきました。
昭和23年から実直に続けてきた「こだわりのモノづくり」ですが、それだけではいけないと思い直す出来事がありました。
- 「モノづくりだけ」を考え直すきっかけは ある親子のお客様
小学校高学年ぐらいの娘さんとお母さん。普段から当店でコーヒー豆を買ってくださる常連様です。
その日買ってくださったのは「ブルーマウンテンNo.1」。コーヒーが好きなお母さんのお誕生日プレゼントに「ブルーマウンテンNo.1を淹れてあげたい」と、娘さんがお小遣いで買ってくださったのでした。
「ブルーマウンテンNo.1はどうやって淹れたらいいですか?」
私はお店で普段使っているレシピをお伝えしました。
「コーヒー好きなお母さんのために、特別なコーヒーを淹れてあげたい」と思ってもらえたこと、そんな時にいつもお母さんと行っているコーヒー屋さんが思い浮かんだこと、お母さんに美味しく飲んでもらうために淹れ方を聞いてもらえたこと——そのどれもが嬉しくて、良い誕生日になっているといいなと思いました。
と、同時に少し「淹れ方はあの答えがベストだったのだろうか」と気になりました。コーヒー屋として、ベストな回答が出来ていたのだろうか。お母さんのために特別なコーヒーを淹れてあげたいと考えてくれたお客さまの気持ちを、私たちは正面から受け止めることができていたのだろうか。
- 「豆を焼くだけでない」私たちがお役に立てること
コーヒーの最高峰といわれるブルーマウンテンNo.1を、ただその品質にこだわることに留まって、その後の淹れ方までこだわり切れていなかったのではないか。
私たちはコーヒー屋として自信を持てる良い商品を提供しています。でもそれは当たり前のことで、それと同じぐらい、買った後お客様が美味しく淹れるための情報を提供することも大切で、まだ私たちにできることがある。
そう思って、ブルーマウンテンNo.1というものをもっと深堀りしたくなりました。
高級なコーヒーだけど、実際どんな味なのか。どういう風に淹れたらその魅力を最大限引き出せるのか。粉の挽き方、お湯の温度、お湯を注ぐペース——ひとつずつ変えて味を確かめていきました。
AIに聞いても出てこない、体験を通して感じた「ブルーマウンテンNo.1」の魅力とその引き出し方を、老舗コーヒー焙煎屋の誇りをもって、いまからお伝えしたいと思います。
