デカフェを美味しく淹れるコツ

デカフェを美味しく淹れるコツ

 Contents

  1. 【そもそもデカフェとは?】
  2. 【使用するお豆:デカフェ メキシコ】
  3. 【使用するドリッパー:HARIO V60】
  4. 【粉の粗さ:中挽き】
  5. 【本日のレシピ】
  6. 【焼き菓子やクッキーのような甘くて香ばしい香り!
  7. 【デカフェを美味しく淹れるコツ】

こんにちは。
澤井コーヒー本店スタッフのヨシダです。

みなさんはデカフェ(カフェインレス)コーヒーにどんなイメージをお持ちでしょうか?

【そもそもデカフェとは?】

・・・ということで、デカフェ(カフェインレス)コーヒーとは、

「一定量以上カフェインを取り除いたコーヒー」

ということになります。

 

デカフェやカフェインレスはノンカフェインと混同しやすいのですが、似て非なるものなんです。

 



さて、そんなデカフェ(カフェインレス)コーヒー。

よく、

「味が薄い」

「美味しくない」

と言われることが多いです。

 

私自身も以前はデカフェを飲む機会があまり無くて、

 

「通常のコーヒーの方がおいしいんだよね?」

 

となんとなく思っていました。



そんな私のような方にぜひ試していただきたい当店のデカフェ。

今日はしっかりコーヒー感を感じられて甘みのあるメキシコをドリップしてみます。



デカフェを淹れるコツもお伝えしていきます。
では、早速淹れていきます!!

 

【使用するお豆】

使用するお豆はデカフェの「メキシコ」です。

 
 

【使用するドリッパー】

使用する器具はHARIOのV60というドリッパーです。

円錐型で大きな穴が1つ空いた構造になっているので、淹れ方によって味を変化させることができます。
 

大きさは1~4人用の「02」を使用しています。
 
 

【粉の粗さ】

今回の粉の粗さは「中挽き」です。

(↑こんな感じ)

コーヒーの粉は、粗く挽くとすっきりした味わいになり、細かく挽くと濃く抽出されます。

今回は、標準的な中挽きです。



それでは実際に淹れていきます!

 

【本日のレシピ】

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豆:16g
挽き目:中挽き
湯温:92℃
器具:HARIO V60

① 0:00 お湯を30gまで注ぐ
② 0:30 計 90gまで注ぐ
③ 0:50 計140gまで注ぐ
④ 1:20 計190gまで注ぐ
⑤ 1:50 計240gまで注ぐ
⑥ 3:00 抽出完了
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今回のレシピは、当店の基本レシピよりも粉量が2g多いです。

デカフェは、カフェインを除去する過程でコーヒーの風味を構成する成分も一緒に除去されてしまう為、あっさりした味になりやすいです。

当店でも焙煎の方法などを工夫してできるだけ風味がしっかりと出るようにしておりますが、より美味しく飲んでいただけるよう粉量を増やしたレシピにしております。

お好みで調節してみてくださいね。

 

 

一番最初に、「蒸らし」をします。

粉の約倍量の水(今回のレシピでは30g)を注いで、30秒待ちます。

初めに少量のお湯をかけることで炭酸ガスを追い出し、コーヒー全体にお湯の通り道を作る、それが「蒸らし」の役割です。

蒸らしが終わったら、上記のレシピ通りに、4投に分けて残りのお湯をドリップしていきます。
お湯は、円を描くように優しく注ぐのがおすすめ。
  

今回は、時間と重さをはかることができるスケールを使用しています。
普通のはかりとタイマーをそれぞれ用意するパターンでも問題ありません!
目分量ではなくきっちりはかってドリップすると、再限度が高くなるのでおすすめです✨
(今回は濃かったから次はもう少しお湯の量を増やしてみよう!的なことができます。)
 
 

【焼き菓子やクッキーのような甘くて香ばしい香り!】

 

このデカフェ本当に美味しいんです!!!

まず、ドリップ前のコーヒー豆から、焼き菓子やクッキーのような甘くて香ばしい香りがします!(と、私は感じる。)

ドリップ中にも良い香りが広がります。

肝心のお味なんですが、
酸味はほとんど無く、ほどよい苦味を香ばしい甘さが包み込むような、柔らかくて飲みやすい風味です。

苦すぎたり酸味が強すぎたりするコーヒーが苦手な方にお勧めです。

 

【デカフェを美味しく淹れるコツ】

 

デカフェは、カフェインを除去する過程でコーヒーの風味を構成する成分も一緒に除去されてしまう為、あっさりした味になりやすいです。

なので、いつもより濃く抽出するのがおすすめです!

濃く抽出する方法はいくつかありますが、注意点もあるのでお気をつけください。



①粉の量を増やすかお湯の量を減らす



これが一番オススメです!

今回のドリップもこの方法。
湯量240gに対して今回は16gなのですが、
当店の通常のレシピだと同じ湯量で粉は14gなので、2g多いです。



②粉をいつもより細かく挽く



挽き目の調節が可能な方はこちらの方法もおすすめ。
ただし、美味しい成分以外にも雑味などが出やすくなるので注意が必要です。



③お湯の温度を上げる



こちらも先程と同じように、温度を上げすぎると雑味などが出やすくなるので微調整が必要です。また、細かい温度の設定が必要になるので、対応する器具などが無いと難しいです。



④抽出する時間を長くする(ゆっくりドリップする)


こちらの方法も、特別な道具や調整が必要ないのでおすすめです。
(ただ、ちょっと変化が小さいかも)
同じ条件でも「サラサラ」とお湯を注ぐのと「ゆ~っくり」注ぐのとでも微妙に味が変わるので、一度試してみると面白いかもしれません。

ご自身ができそうな所からやってみてください!



澤井コーヒー本店では、
「デカフェにも選ぶ楽しみを」という思いを大切にしています。

現在は、
・メキシコ(中煎り)
・ブラジル(深煎り)
の2種類を販売中ですので、
ぜひ店頭やオンラインストアなどをご覧いただき、
「どっちにしようかな~?」と楽しく選んでみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)

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