
新年の贈りものに、思わず笑顔になってしまう――。
毎年ご好評をいただいている澤井コーヒー本店の「謹賀新年ドリップバッグ」。
今回で3年目となります。
今回のブログでは、当店の定番となりつつある「謹賀新年ドリップバッグ」の誕生から今年に至るまでのお話しをさせていただきます。
【2024年辰~突然の依頼!~】
こんにちは。
名古屋市東区にある焙煎所「澤井コーヒー本店」スタッフのヨシダと申します。
2年前のある日、弊社代表こと三代目から突然こんな相談を受けました。
「お正月限定で、干支の柄のドリップバッグを作りたいんだ。デザインに使うイラストを描いてくれない?」
絵を描くことは好きでしたが、イラストレーターとしての経験はゼロ。
自分のイラストがお店の新商品になることに不安もありましたが、せっかくいただいたチャンスなのでチャレンジしてみようと思いました。
2023年の秋、翌年の干支である“辰”をテーマに、まずはアナログでノートに描きまくるところから始めました。

(とにかく色んなパターンを描いてみた)
~ドリップバッグを手にした人が、新年の始まりにふっと笑顔になれますように~
そんな思いを込めて、ほっこりした可愛らしいキャラクターを意識して下書きを重ねていきました。

(↑このイメージでブラッシュアップしていきましょう!となりました。)
試行錯誤の末、まずはデザイン用のイラストが完成!

※ちなみに最初は、眉毛全剃り辰でした。ちょっと怖い。
※眉毛って大事。

イラストが出来上がったところで、デザイン全体を整えて試刷り。
色は悩んだ末、お正月らしい「赤」に決まりました。

【お客様へお披露目】
そして迎えた初年度。
当時私はまだ名古屋に居なかったので、お客様の反応を見ることはできませんでした。
後日、三代目から「とても好評だったよ!」という嬉しい報告が届き、「喜んでもらえてよかった!」と胸がいっぱいになりました。
また、このイラストを気に入ってくれたとあるお客様がパッケージ部分を切り取ってマグネットを作ってくれたとの報告も。

(冷蔵庫に貼ってくださっていたそう。嬉しい!)
【2025年巳「あれ今年もやるの?」】
そして翌年。
店頭で常連のお客様からこんな声が。
「今年も干支のドリップバッグ、あるの?」
昨年、辰くんドリップバッグを手土産に使用していただいた所大変好評だったとの事。
今年も手土産として使いたいと考えてくださっていたようです。
「来年はヘビ年かあ~。」と、ワクワクドキドキしながらデザインを考えはじめました。
せっかくなので、下書き段階のヘビ君をご紹介。
①しっぽを上手に使うヘビ君

②この後どうやってコーヒーを飲むのか想像力を掻き立てられるヘビ君

③フリップ芸ヘビ君

④大切な人にコーヒーを届けるヘビ君

そして出来上がったデザインはこちら。

ほっこりするヘビ君のデザインに仕上がりました。
こちらのドリップバックをご注文いただいたとあるお客様から、
「私巳年生まれなんだけど、ヘビってなかなか可愛らしいグッズが無いから嬉しいわ♪」
と言っていただき、とても嬉しかったです。
【2026年午~今回はおうまさん!~】
そして今年。
いよいよ3年目となる「謹賀新年ドリップバッグ」が完成しました。

来年の干支、おうまさんのデザインです✨
今回はありがたいことに、インスタライブでデザイン初お披露目ということで、お客様の反応をリアルタイムで感じることができました。

店頭のサンプルやポスターを見て、「かわいい!」と言ってくださる方もいて嬉しいです。(店頭に立ちながらニヤニヤしています。笑)

今年も丁寧に、心を込めて描きました。
新しい一年を迎える皆さまが、心ほころぶひとときを過ごせますように。
ぜひ、新年のごあいさつにどうぞ。
【「可愛い」だけじゃないっ!】
▶かつて裏メニューだった「なべやまちブレンド」を採用!

▶粉量たっぷり「12g」
ドリップバッグは粉量を変えるだけで大きく味が変わります。せっかく作るなら「美味しい!」と思っていただきたい。
澤井コーヒー本店のドリップバッグには、たっぷり12gのコーヒーを使用しています。
たかが数g、されど数g。8gと比べたら12gは1.5倍の粉量。マグカップいっぱいに作っても、しっかりとコーヒーを楽しめます!
【おまけ】
実は今回の「おうまさん」のデザイン、全体のイメージは割と早めに決まったのですが、どんな表情にするかを最後まで悩みました。
せっかくなので、悩んだ末デザインに採用できなかったおうまちゃん達を披露させてください。
①コーヒーでほっとするおうまちゃん





