湯温を変えるとコーヒーの味はどうなるの?

湯温を変えるとコーヒーの味はどうなるの?

Contents

  1. 【使用するお豆:キリマンジャロ】
  2. 【使用するドリッパー:HARIO V60 02】
  3. 【粉の粗さ:中挽き】
  4. 【本日のレシピ】
  5. 【結果】
  6. 【湯温が変わると風味も変わる】

こんにちは。

名古屋市東区にある「澤井コーヒー本店」スタッフのヨシダです。

 

突然ですが、クイズです!

ハンドドリップをするときにちょうど良いお湯の温度はどのくらいでしょう?

① 100℃

② 90℃

③ 60℃



正解は、

【 ②90℃ 】

です!

 

実は、沸騰したお湯はコーヒーにとっては少し熱すぎるのです。

そもそも、

 

「お湯の温度でコーヒーの味って変わるの?」

「熱すぎたらだめなの?」


という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は、同じ条件でハンドドリップをしても、お湯の温度が変わると味も変わるんです!

今回は、当店の「キリマンジャロ」を、お湯の温度だけを変えてドリップしてみましょう(^^)/

 

【使用するお豆】

使用するお豆は深煎りの「キリマンジャロです。

キリマンジャロはしっかりとしたキレのある酸味が特徴的。

苦味は少なくすっきりとした味わいで、酸味とコクを楽しみたい方にオススメのお豆です!

 

【使用するドリッパー】

使用する器具はHARIO 60 というドリッパーです。

 

  

【粉の粗さ】

今回の粉の粗さは「中挽き」です。

 

コーヒーは粗めに挽くと酸味が出やすくスッキリした味わいに、細かめに挽くと苦味が出やすくコクのある味わいになります。

ハンドドリップの場合、どのくらいの細かさにするか迷ったら「中挽き」にしましょう。

 

【本日のレシピ】

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豆:14g
挽き目:中挽き
湯温:少し高めの95℃・少し低めの88℃
器具:HARIO V60

① 0:00 お湯を30gまで注ぐ
② 0:30 計 90gまで注ぐ
③ 0:50 計140gまで注ぐ
④ 1:20 計190gまで注ぐ
⑤ 1:50 計240gまで注ぐ
⑥ 3:00 抽出完了
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ハンドドリップの基本の湯温は90℃がおすすめです。

今回は少し高めの95℃と、少し低めの88℃でハンドドリップをしてみます。

粉の粗さや量、お湯を注ぐスピードなど、湯温以外の条件は揃えた状態でハンドドリップしました。



【結果】

☕少し高めの95℃☕


キリマンジャロらしい、爽やかでキリッとした酸味が出ました。
苦味は少ないけど少し渋さもあり。
 

 

☕少し低めの88℃☕


口当たりが柔らかくまろやかな味わいに。
ほっこり飲みたい気分の時はこちらがおすすめ。
 
 

【湯温が変わると風味も変わる】

お湯の温度を変えるだけで、コーヒーの味わいは変わります。

湯温が高いと、酸味や甘み、苦味などの様々な成分が出やすく、低いと成分が出にくくなります。

“様々な成分”の中には「雑味」や「渋み」なども含まれるので、高い湯温で成分を出し切る方が良いというわけではありません。

100℃のお湯だと、このあたりのネガティブな風味まで抽出されてしまいます。

なので湯温の調節が難しい方は、【100℃のお湯でドリップすることを避ける】だけで、飲みやすいコーヒーにぐっと近づきます!

方法はとても簡単で、【沸騰させたお湯を一度別のケトルにうつす】だけで約90℃になりますよ(^^)/

湯温の調整が可能な方も、まずは90℃からがおすすめ★
そこから、お豆の種類や焙煎度、味の好みによってお湯の温度を変えてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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