
カフェオレベースができるまで
カフェオレベース「愛」・「笑」
~高校生の皆さんとの1年間の開発ストーリーを漫画にしました~

高校生のみなさんと一緒にカフェオレベースの商品開発をしました。
2024年
私たち澤井コーヒー本店は愛知県立愛知商業高校さんとともに商品開発を行いました。
授業の一環であるこのプロジェクト。
15名の生徒さんとともに1年間かけて生まれたのは、甘さの違う2種類のカフェオレベースでした。
「コーヒーに苦手意識がある人、これからコーヒーを好きになりたい人にとって、コーヒーが好きになるきっかけになってほしい」
そんな願いが込められています。
今回の商品開発は、私たちにとっても勉強になることが多く、この1年を通して、多くの気づきやパワーをいただきました。
高校生ならではの視点、嗜好、表現、そして「もっとこの商品をたくさんの人に知ってほしい」という真っ直ぐな気持ち。
このカフェオレベースが生まれるまでの歩みを一人でも多くの方に知っていただきたくて、1年間の開発ストーリーを漫画にしてみました。
【そもそもカフェオレベースとは?】
カフェオレベースとは、一言で言うと「カフェオレのもと」です。
牛乳や豆乳などで割って飲んでいただく、濃縮したコーヒー飲料です。
こちらの商品は【3倍希釈】をおすすめしています。
(牛乳2:オレベース1)

【4コマ漫画(第1話~第7話)】
《第1話:はじまり》




【店主の一言】
愛商(愛知商業高校の通称)の澤井先生が、たまたま当店の前を通りかかったことがすべての始まり。
澤井姓は全国に八千人程度でそこそこのレア度。
私(=店主)も見つけると嬉しくなります。
ちなみに澤井先生はこのとき「澤井」を発見したことにテンションが上がって、ご家族に思わず写真を送ったそうです(笑)
《第2話:課題研究》




【店主の一言】
「課題研究」は授業のひとつで、何曜日の何限は「課題研究」という感じです。
商業高校さんならではのカリキュラムですが、テーマは自由でお店とのコラボだけでなく、簿記や外国語の講座もあるそうです。
ちなみに中日ドラゴンズとのコラボもあるらしいです。
ドラゴンズファンの店主としては羨ましい。
《第3話:事前打ち合わせ》




【店主の一言】
愛商さんの取組みは新聞などでなんとなく知っていましたが、オファーをいただいた時はびっくりしました。
学生さんと1年がかりのプロジェクトは未経験でしたが「珈琲を好きになるきっかけになれれば」と思い臨みました。
澤井先生もアイデア豊富で、プロジェクト会議はとても盛り上がりました。
《第4話:講座えらび》




【店主の一言】
12ある講座の中から、生徒さんが希望を書くのですが、私たち澤井コーヒー講座はありがたいことに倍率3倍近くの1番人気だったそうです。
珈琲には馴染みのない世代だと思っていましたが、なかには提出用紙の欄外まで珈琲をやりたいという熱意を書いてくれた生徒さんもいたそうで、すごく嬉しかったです。
《第5話:初回授業》




【店主の一言】
高校で授業をするのは初めてだったので、初回授業は結構緊張しました。
不安もありましたが、生徒さんがすごく真面目で、私が話すことにリアクションもしてくれたのですごくやりやすかったです。
自分が高校生だったころの光の無い目に比べたら、その眩しさや人間力の高さたるや・・・(遠い目)。
《第6話:なにを作る?》




【店主の一言】
商品ごとの特徴(開発のしやすさ、買いやすさ、伝えやすさ)を比較しながら、自分たちが作りたい商品を考えてもらいました。
焙煎度(深煎りや浅煎り)による味の違いをまとめたスライドを見て、興味深そうにメモを取ってくれていた姿がとても印象的でした。
みんなで考えた結果甘くできてミルクと飲めるカフェオレベースになりました。
《第7話:どんな人に喜んでほしい?》




【店主の一言】
いわゆるターゲット選定の会議をしました。
グループごとに考えた4つの候補から1つ選びました。高校生のみんな目線で考えやすいこともあり「コーヒーに苦手意識があったり、これから珈琲を好きになりたい人」が選ばれました。
ちなみに採用されなかった候補には「全人類」とかありました、地球規模…。
【4コマ漫画(第8話~第14話)】
《第8話:どうやってつくる?~味編~》




【店主の一言】
当店のような昔ながらの珈琲屋は「カフェオレなら深煎」をオススメすることが多いので、てっきり深煎りが選ばれると思っていたのですが、実際生徒さんに試飲してもらうと中煎や浅煎が好評。
聞いてみると苦味がない方が飲みやすいようで、これは高校生さんらしい視点の商品ができるな!とワクワクしました。
《第9話:どうやってつくる?~甘さ編~》




【店主の一言】
生徒さんによる投票で糖度12%と18%で同票に。
最初に決めた「喜んで欲しい人」を意識しながら、お互いの考えに耳を傾け議論を重ね、最終的には両方商品化することにしました。
どちらも甘さはありますが珈琲感も楽しめるので、珈琲好きにもオススメです。
《第10話:商品名を決める!》




【店主の一言】
まずグループに分かれて商品名の案を出してもらいました。
愛知商業高校の通称でもある「愛商(あいしょう)」にちなみ「愛・笑」に決まりました。
糖度12%・18%どちらを「愛」「笑」にするかもみんなで考えてもらいました。
《第11話:パッケージデザイン》




【店主の一言】
夏休み明けに提出してもらったパッケージ案を基に、まずサンプルデザインを作りました。
仕上げは教室で、実際に瓶に貼ったラベルを見つつ、デザインの編集画面をスクリーンに映し、「あ、そのフォント可愛いです!」「優しい色合いにしてほしいです!」などその場で生徒さんに意見をもらいながらデザインが完成しました。
《第12話:コーヒーインストラクター3級》




【店主の一言】
当初予定していなかったのですが、生徒さんからのリクエストで、ならば!と実施することに。
資格や検定などに意欲的なのは、商業高校あるあると生徒さん自身が言っていましたが、だとしても凄いよ!とつくづく関心する店主なのでした。
検定で配った珈琲豆も、記念だからと大事に保管してくれているようです。
飲んでもええんやで。
《第13話:作って終わりじゃない!》




【店主の一言】
今回のプロジェクトで大事にしたかったことが「作るだけじゃなくて知ってもらうことまで」だったのですが、実際生徒さんの「この商品をもっと知って欲しい!」という気持ちは私が思っていたよりもはるかに強く、色んな広報方法や伝え方を自ら考えて取り組んでくれる姿に、むしろ私が大事なことを改めて教えてもらいました。
《第14話:いざ試飲販売会!》




【店主の一言】
定休日の日曜日を利用して、愛知商業高校コラボイベントをお店で開催しました。
保護者さまだけでなく、当店の常連さまもご来店いただきお陰様で楽しい一日になりました。
当日実施したインスタライブでも、生徒さんが商品について話してくれて大変盛り上がりました。
(当店アカウントで見逃し配信もご覧いただけます。)
【実際の授業の様子】





【1年間の課題研究を終えて・・・】
\生徒さんが感想を教えてくれました/
☕商品開発だけでなくお客さまとのコミュニケーションの重要性を知ることができました。
☕コーヒー検定や実際のお店での販売など沢山学ぶことができどんどん楽しくなりました。
☕私たちが思い描いていたものが実際に形になったことで、商品開発の楽しさや達成感を感じることができました。
☕この授業を通して商品をゼロから作っていくことの大変さ、 コーヒーの知識、 そして実際にお客様へ商品の説明など多くのことを経験することができ、 とても大切な思い出になりました。
☕販売することを前提に一から商品開発をしてみて、 一つの商品が出来上がるまでにこんなにもやることがあり、 時間がかかることを知りました。
☕試飲していただく中で「美味しい!」「飲みやすい!」と言っていただくことが多くあり凄く嬉しく、 みんなで作れてよかったと思うことができました。
☕たくさんの思いを込めて作った商品を実際にお客さんに販売し、 喜んでいる表情や、 嬉しそうにしてくれているところを見ることができて、 カフェオレベースを作ってよかったと思えたし、 この講座を選んでよかったと思えました。



