【こんにちは、澤井コーヒー本店です!】
月一回のおたより
いつも私たちの珈琲をご愛飲いただきありがとうございます。今月より私たち澤井コーヒー本店の店舗とオンラインストア珈風のお客様への月一回のおたよりとして、月刊「なべやまち通信」をお届けすることになりました。
一九四八年創業の珈琲焙煎屋らしい、どこかレトロで懐かしいこのお便りを通して、当店のことや珈琲のことをより身近に感じていただけたら嬉しいです。
なべやまち通信
当店がある名古屋市東区泉二丁目のかつての地名「鍋屋町」から名付けました。かつての地名を冠にすることで、目新しさだけでなく、古き良きものも大切にしていきたいという思いと、私たちがこれからもずっとこの場所から発信していきたいという思いを込めています。
【新発売! リキッドコーヒー】
深煎りの香りばしさとコク
アラビカ種一〇〇%の深煎りブレンド「フレンチロースト」がリキッドコーヒーになりました。 喫茶文化のまち名古屋で愛されるこっくりとした味わいのアイスコーヒーです。
一杯一三六円の本格アイスコーヒー(※4月時点)
一本(一〇〇〇ml)で約五杯分(一杯二〇〇ml)のリキッドコーヒー。冷蔵庫に入れておくだけで、いつでも飲みたい量の本格アイスコーヒーがお楽しみいただけます。
商品情報
リキッドコーヒー 一〇〇〇ml 無糖
コーヒー原産国:ブラジル・コロンビア・グアテマラ・その他
一本 六八〇円(税込)
※お得なケース販売(一二本)も承ります。
【創業者のこと】
エネルギー溢れる人
なべやまち通信の記念すべき第一号。今回は当店の創業者であり、私三代目の祖父でもある澤井正夫についてお話したいと思います。
私が三歳のときに祖父が他界したため、はっきりとした想い出や記憶はないのですが、仕事では時に厳しく時に優しく、孫にはとにかく甘く、私も随分と可愛がってもらったようです。
なんといっても身一つで事業を興したことからも想像できるように、祖父を知る人はみな、とにかくエネルギー溢れる人と口を揃えます。
原点の赤いミル
一九四八年に珈琲屋を創業した祖父ですが、当時はまだ焙煎機を持たず、焙煎豆を仕入れてそれを粉に挽き販売することで生計を立てていたようです。そんな時代を支えた祖父の相棒として、当店には一つの赤いミルが大切に保管されています。
焙煎機を導入した後になっても、この赤いミルの傍らに「我天職之原点」と自ら記し大切にしていた祖父の姿勢からは、商いの形は変わっても常にお客様の求めるものを考えることと、ときに原点に立ち返ることの大切さを教えてもらっているような気持ちになります。
はじまりのブレンド
そんな祖父が創業時に作ったのが「マイルドブレンド」と「スペシャルブレンド」です。この二つのブレンドに共通するのは「バランスが良く飲みやすい味」であること。 当時はまだ珈琲文化が広く浸透する前の昭和中期。誰にでも飲みやすいバランスの良い味を作ることで、より多くの人にとって親しみやすい存在になることを願っていたのではないかと勝手ながら想像しています。 私たちにとって原点であるこの二つのブレンドは、卸先様だけでなく、数十年来、世代を超えてご来店くださる個人のお客様にもご愛飲いただいております。
【珈琲屋の4コマ~メンバー紹介~】
毎月のなべやまち通信に、毎回ひっそり掲載しています。
少しでも「ほっこり」していただけたら幸いです。